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小児矯正の装置・器具を種類別に紹介【壊れないためのコツあり】

小児矯正を検討する上で、どういう装置を使うのかはとても気になりますよね?

「自分の子供が耐えられるだろうか?」

「痛がったりしないだろうか?」

始める前は不安でいっぱいかと思います。

そんな方々のために、一般的に小児矯正で使用する器具を写真付きで解説していきますので、きっと矯正前の不安解消に役立つ内容となっております。

使用する際の注意点なども付け加えていますので矯正中の方にも役立つ内容となっています。

【目次】

  1. 小児矯正の装置・器具を種類別に紹介
  2. 装置が壊れないようにするコツ
  3. まとめ

1)小児矯正の装置・器具を種類別に紹介

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お子様の矯正治療で使用する装置はたくさんありますが、大きく分けると3種類あります。

大前提として、大きく異なるこの3つに分類されることを知っておくと良いでしょう。

① 可撤式矯正装置

取り外しができる矯正装置 width=

取り外しができる矯正装置です。

(メリット)自分で取り外すことができるので、矯正装置を入れることに不安があるお子様でも使いやすく、歯磨きや食事も通常通り行えます。

(デメリット)指示通りの時間使用していないと歯が予定通りに動かず効果が出ないことがあります。

保管方法は、水洗いしてタオルなどで拭き乾かした状態で専用のケースに入れましょう。

② 固定式矯正装置

固定式矯正装置 width=

お口の中に接着剤で固定する装置です。

(メリット)お口の中に常に装置が入った状態となるため効果がでやすいです。

(デメリット)自分で取り外すことができないため、慣れるまではしゃべりづらかったり食べ物が食べにくかったりすることがあります。

装置がお口の中に常についたままになるため、装置周辺などの磨きにくいところの清掃方法を学び、いつも以上に丁寧にブラッシングが必要となります。

③ 顎外固定装置

頭や首、あごといったお口の外を固定源とする装置で、お口の中の装置と一緒に使うことが多いです。

主にあごの成長方向をコントロールするために使います。

基本的には寝てる間に使用するもので、お子様の協力が必要不可欠です。

 

子供の矯正治療では、これら3種類の装置を必要に応じて組み合わせて使用していきます。

お口の状態によって使用する器具が違うということも事前に知っておきましょう。

 

それぞれの装置の詳しい説明はこちら↓

小児矯正の装置を写真付きで紹介【それぞれの特徴と使用方法】

 

2)装置が壊れないようにするコツwidth=

小児矯正の装置はとても複雑なものが多いです。

そのため取り扱いが非常に大事になってきますし、使用方法を間違えると破損してしまう恐れがあります。

せっかく作製してもらった装置を大切に安全に使用するためのコツをお伝えします。

①必ず指示通りに使用する

装置にはそれぞれ使用方法があり、指示をしっかり守らないと破損する恐れがあります。また、治療の効果にも影響が出ますので指示通りに使用しましょう。

②無理な力をかけない

手を使って装置に力をかけることはしないようにしてください。

また、舌でむやみに触ったり、外れた状態で噛んだりすると変形あるいは破損の恐れがあります。

装置に異変を感じた場合は、すぐに歯医者さんへ持っていって相談しましょう。

③保管方法を守る

取り外しのできる装置は、取り外した際には必ず専用のケースに入れて保管してください。

落としたり、踏んだりして壊れるケースもよくありますので、注意しましょう。

④普段以上に歯磨きをしっかりする

装置の周囲が虫歯になってしまうと、装置を外して治療が必要になってしまったり、最悪矯正治療自体を中断せざるを得なくなります。

装置の周囲をきっちり磨くことは非常に難しいですが、歯科衛生士の指示に従い丁寧にケアをしましょう。特にお子様自身では見えないためケアは困難です。仕上げ磨きのタイミングでしっかりと装置周囲を清掃してあげてください。

 

3)まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

矯正装置は数多くありますので、一度説明を受けても覚えるのはきっと困難でしょう。

お困りの際には、ぜひこちらを参考にしていただければと思います。

私たちは、歯の長さや顎の角度など細かく分析した上でゴールを決めて矯正治療を開始しますので、当院では安心して矯正治療を受けていただくことが可能です。

お悩みの方は、ぜひ無料相談にお越しください。

監修者情報

2011年 徳島大学歯学部歯学科卒業

2016年 徳島大学大学院 口腔顎顔面矯正学分野 博士課程修了

2017年 日本矯正歯科学会認定医取得

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