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小児歯科コラム
赤ちゃんの歯磨きはいつから?歯医者には何歳から?
『ようやくこどもの歯が生えてきたものの、どうしたらいいの?』
『最初から歯ブラシで磨いていいの?』
『嫌がって全然歯磨きさせてくれない。。。。』
そんな悩みをお持ちのパパ、ママは多いのではないでしょうか?
こちらの記事では赤ちゃんの歯磨きはいつからか、また歯医者さんに何歳から行くべきなのか?について解説をしていきます。
【目次】
1.赤ちゃんの歯磨きはいつから?歯医者には何歳から?
歯が生え始める時期は生後6〜8ヶ月程度です。
この時期からすぐに虫歯になることは非常に稀ですが、初めてお子様の歯をケアする際には親御さんは不安でいっぱいかと思います。
早いうちからお口の中の状態が正常かどうか見てもらうことはとても大切です。これは歯医者さんに慣れるという点でも大事なことです。
歯が生えていれば歯医者さんで検診を受けることは可能ですので、お悩み事や聞きたいことがあれば遠慮なく歯医者さんで相談しましょう。
では。いつから歯ブラシや歯磨き粉を使えば良いかについて解説していきます。
①歯ブラシの使用のタイミング
歯が生えてきたらまずは小さくて柔らかい歯ブラシから練習しましょう。
どうしても難しい場合はガーゼなどで拭き取るなどでも構いません。
最初は必ずと言って良いほど泣くと思います。しかし、歯ブラシはお子様のためだと思って、いろんな工夫をしながら泣いていても頑張って歯磨きしてあげてください。
②歯磨き粉を使用するタイミング
歯磨き粉は、基本的にうがいをして吐き出すものです。
飲み込まずにうがいができるようになってから使用すると良いでしょう。少量であればもし飲み込んでしまっても体に害を及ぼすものではありませんが、適切に使用するのが好ましいです。
ただし、どうしても口臭などが気になる場合やフッ素塗布目的で使用したい場合は、フッ素濃度が低い500ppm程度の歯磨き粉でジェルタイプのようなものであれば安心です。
フッ素塗布の3つの効果と方法【小児歯科で虫歯に負けない歯を作る】
2.こどもの歯を守るのはパパとママの役目です
こどもの歯が虫歯にならないように防ぐためには、お父さん・お母さんが虫歯予防のための正しい知識を学ぶことが必要です。定期的に歯科医院でフッ素塗布をしてもらったり、歯医者さんに早いうちから慣れてもらうことで積極的に予防処置を行うこともできます。
①歯医者さんに慣れてもらう
万が一、虫歯ができた場合も早急に治療に取り組むことができますので、まずは「歯医者さんが怖くないところ」と思ってもらうことが大切です。
そのためにも虫歯がないうちから定期的に歯医者さんに検診に行くことが重要でしょう。
② 仕上げ磨きは必須
歯磨きに興味を持って自分で磨くようになっても、小さいうちはしっかりと磨くことは難しいでしょう。
私たちは、皆様に『小学校のうちは仕上げ磨きをしてあげてください』とお伝えしています。
『え?!』と驚かれる方も多いかもしれませんが、小学生で正しく歯磨きができている子はほとんどいません。
大人でも難しいものですから当然ですよね。
全て永久歯になり、歯磨きの仕方を歯医者さんに何度も指導してもらうことでようやく一人立ちできます。
3.虫歯は親から子へ移る!?
虫歯は感染するものですので、親から子へうつってしまうことがあります。
同じコップを使用したり同じお箸を使用したりすることで親から子へと虫歯は感染します。とはいえ、そこまで神経質になることはありません。
まずはご両親が虫歯のない口腔内環境を整えることが最重要であると私たちは考えます。
どれだけ子供の虫歯のケアをしていても、ご両親自身が虫歯のケアをしていないと子供の虫歯のリスクは高くなってしまうのです。
リスクを減らすためには、家族揃って歯医者さんに通い虫歯や歯周病のない清潔な口腔内状態を維持する必要があります。
また、ご両親が日頃からしっかりとした歯ブラシの習慣があり、歯医者さんに定期的に通う習慣があると、自然とお子様もそれが当たり前だと思ってくれます。
親子で一緒に歯ブラシをする時間を設けたりすることも非常に効果的でしょう。
4.まとめ
私たちも10年以上お子様の歯の治療をしていますが、子供の歯を守るためには歯が生えてからできるだけ早めに歯医者さんに慣れた方が良いとつくづく思います。
「まだ早すぎるかな?」
「どうせ泣いちゃうし迷惑だから」など考えがちですが、気にせず歯医者さんに行きましょう。
その際には日頃から小さいお子様を診察されている小児歯科へ行くことをオススメします。
楽しく感じる工夫がたくさんされているでしょうし、同じぐらいの年齢の子たちやお兄さんお姉さんがいると安心するでしょう。
まずは歯医者さんが楽しいところだと思ってもらえるよう当院も心がけていますので、機会がございましたらぜひ安心してお越しください。