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子どもの歯並びは遺伝じゃない!?【歯並びを良くする生活習慣5選】

お子様の乳歯が永久歯に生え変わっていくタイミングで、

『このままで歯並び大丈夫かな?』と心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか。

そんなとき自分たちの歯並びを見て『歯並びは遺伝するっていうし仕方ない』とあきらめていませんか?

本当に歯並びは遺伝するのでしょうか?また、お子様のために何かできることはないのでしょうか?

こちらの記事では、本当に歯並びは遺伝するのか、また小さい頃から歯並びを良くするためにできる生活習慣5選をご紹介します。

小さいお子様をお持ちの方はぜひ最後までお読みになり参考にしてください。

【目次】

  1. 子どもの歯並びは遺伝じゃない!?
  2. 歯並びの中でも遺伝的要因の大きいもの
  3. 歯並びに影響を与える”クセ”
  4. 歯並びを良くする生活習慣5選
  5. まとめ

 

1.子どもの歯並びは遺伝じゃない!?

 

子どもの歯並びには様々な要因が重なっています。

その要因は大きく分けるとこの二つです。

①遺伝的要因

歯並びは”結果的に”似ることが多く、しばしば遺伝すると言われています。

ただし歯並び自体が全く同じように遺伝するわけではありません。

直接遺伝するものとして挙げられるのは、

  • 歯の大きさ
  • 歯の本数(先天性欠損、過剰歯)
  • 顎の骨の形や大きさ、バランス

こういった要素、パーツが遺伝することで結果的に歯並びも似るため遺伝すると言われています。

実際は母親と父親にそれぞれに似ている部分があり、歯の大きさや骨格がどちらに似ているかが重要な要素と言えるでしょう。

 

②習慣的要因

歯は舌と唇に日常的に接触しており、舌や唇からそれぞれ適切な力を受けていることが非常に大切です。

そのため、舌や唇が異常な動きや適切でない位置を取っていることで歯並びが悪くなります。

これは意外と知られていないことが多いです。

例えば、口がずっと開いていて『お口ポカン』の状態になっている子は、

唇に力が入っていないため歯が舌におされて前に出てしまいます

このように生活習慣やいろいろな悪い癖が歯並びに大きく影響することがわかっています。

【関連記事】なぜ子供の歯並びは悪くなるの?意外と知らない正常な歯列

 

2.歯並びの中でも遺伝的要因の大きいもの

習慣的な要因がまったくなくても遺伝的要因を強く受ける場合ももちろんあります。

その典型例は以下の二つです。

①骨格性の上顎前突

骨格的に出っ歯傾向にあることを示します。

いわゆる『出っ歯』と言っても、骨格性のもの(骨格の遺伝が強いもの)と機能性のもの(習慣などに影響を受けたもの)の二つに分けられます。

骨格性の出っ歯傾向である場合は遺伝する可能性も高いと言われています。

 

②骨格性の下顎前突

骨格的に受け口傾向にあることを示します。①とは反対です。受け口の場合も親が骨格性の場合は遺伝する可能性が高いと言われています。

骨格の要素が強い歯並びの場合は遺伝する可能性も高いことがわかります。

特に受け口の場合は骨格的な原因であることがそもそも多く、遺伝要素が強い歯並びと言えるでしょう。

 

歯並びが良くない場合は、骨格性なのか機能性なのかを診断してもらうことが非常に重要で、

この二つで治療方法は全く異なります。

 

【矯正治療の際に写真やレントゲンをたくさん撮る理由】

レントゲン写真や顔貌の写真は悪い歯並びの原因を知るために最低限必要な資料です。

これらを基に何が原因で歯並びが悪くなっているか、今後どのように歯を動かせば良いかを診断しています。

もちろん歯並びだけでなく、終了時の横顔や笑った時の印象がどうなるかなどをイメージしながら矯正治療を行います。

安価なマウスピース矯正などはこういった工程がないことがありますので十分注意しましょう。

 

 

3.歯並びに影響を与える”クセ”

 

習慣的要因が歯並びに影響するというお話をしましたが、では実際どのような”クセ”が原因で歯並びが悪くなるのでしょうか。

【歯並びに影響する悪習慣】

①指しゃぶり

指しゃぶりは歯が萌出する前やミルクを飲んでいる期間は問題ありません

しかし、歯が萌出してから長い間ずっと続いていると指の形に歯が動いていってしまいます

よくあるのは上の前歯が前に出てしまい上下の前歯にすき間ができてしまうことです。

 

②口呼吸


最近のお子様はアレルギー性鼻炎である割合が非常に多く、口で呼吸する子が急増しています。

口が開いている時間が長いため正常なバランスを失い、歯並びに影響します。

 

③舌癖

離乳食が始まるとそれに伴い舌の動きや唇の動きは変化していきます

その変化にうまくついていけないと舌の動きがうまく発達せず、大人になってもミルクを飲むときのように舌を前に出す癖が残ってしまうことがあります。

 

 

④悪い姿勢


頬杖など歯に外力が加わるような姿勢をずっと取っていると、歯並びに影響が出たり顎関節に負担がかかると言われています。

歯並びが悪い人と姿勢が悪い人は関連性があることが多いという報告はたくさんあり、相互的な作用があるとされています。

 

⑤食習慣

顎の発達に影響すると言われており、極端な偏食は歯並びに影響すると言われています。

通常の食事をしっかりと噛んで摂取していればそこまで問題はないと考えられています。

【関連記事】小児矯正に欠かせないMFT(口腔筋機能療法)とは?

 

4.歯並びを良くする生活習慣5選

①悪習癖の改善

指しゃぶりや口呼吸は適切な時期でやめるようにしましょう。

指しゃぶりは不安感や寂しさなどの表現であることもあり、慎重に寄り添った対応が必要です。

口呼吸はうまく鼻呼吸ができないため止むを得ずしていることが多く、耳鼻科での適切な処置を行なってもらうことが非常に大切です。いつも鼻がつまっているけどそんなに困っていないから・・・とそのままにしておくと歯に影響が出ているということもあります。

 

②食育

それほど神経質になることはありませんが、よく噛んでちゃんと固いものも避けずに左右均等に食べる習慣をつけましょう。

しっかり噛むという動作は顎の発達に影響すると言われています。

 

③歯科検診

歯並びには様々なことが影響します。

小さいことも含めると本当に多くの原因がありますので、歯科検診に幼い頃から通うことで早いうちから原因を解決しておくことや経過を観察しておくことが大切です。

虫歯になることでもバランスが崩れるため、乳歯だとしても虫歯はできる限り予防してあげることが大切です。

大人の歯に全て生え変わるまではご両親で仕上げ磨きをしてあげてください。

 

④MFT(口腔筋機能療法)

良くない癖がついてしまった場合は、ご両親が注意するよう促してもなかなか改善しません。

そんなときは矯正治療の一環としてMFTのトレーニングを行うことで改善を図ります。

それぞれ癖は違いますので、一人一人にあったメニューを作成し一緒に訓練をします。

定期的に写真と動画により再評価しモチベーションを保ちながら悪い癖を治していきます。

 

 

5.まとめ

お子様の歯並びは遺伝するものもあれば、生活習慣によるものもあるということがおわかりいただけたでしょうか。

これを一般の方が判断するのは難しく、保育園や幼稚園の頃から歯医者さんに通うことはとても大切です。

定期的に診てもらうことでいろいろな癖や生活習慣の良くない点なども気づいてもらえることが多いと思います。

 

矯正治療を将来亭に検討している場合は、小さい頃から矯正歯科医院で定期的に検診に通うことをオススメします。

始める時期や今のうちにできることなどいろいろな相談ができますし、そもそも矯正治療自体もお子様は不安に感じるものです。

通い慣れている歯医者さんであればスムーズに治療を進めることができるでしょうし、何より安心して治療を受けることもできるでしょう。

ぜひお子様が小さい頃から小児歯科・矯正歯科のあるかかりつけの歯科医院で検診を受けましょう。

 

監修者情報

2011年 徳島大学歯学部歯学科卒業

2016年 徳島大学大学院 口腔顎顔面矯正学分野 博士課程修了

2017年 日本矯正歯科学会認定医取得

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